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シンポジウム開催のお知らせ

第3回シンポジウム「戦後日本美術の群声」

戦後日本美術という言葉は、日本において長きに渡って強い磁場を持ち、美術の言説と実践に大きな影響をもたらしてきました。しかし、それによって見えにくくなってしまったものも少なくありません。本シンポジウムは、そうしたもの――歴史、文化、ジェンダー、アジアなど――に目を向けて、そこに響く複数の声に耳を傾けようとする試みです。2006年に設立された日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴは、こうした視点も念頭に置きながら活動を行ってきました。発表者には同アーカイヴの研究者に加えて、外部から研究者やアーティストをお招きし、コメンテーターとともにディスカッションを行うことで、複眼的な視点で戦後日本美術を問い直します。

日時:2017年7月9日(日)13時30分~17時(13時開場)
場所:東京大学駒場キャンパス21KOMCEE East 地下1階K011 (アクセス)
※申込不要・聴講無料

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プログラム:
13時30分 開会の辞:池上裕子(神戸大学准教授、日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ[以下アーカイヴ]副代表)
13時35分 発表:
「「戦後」と「美術」の残りものから 前衛美術会の声を拾う」足立元(二松学舎大学講師、アーカイヴ)
「作品《オーラル・ヒストリー》について」小泉明郎(アーティスト)
「言葉にならないもの オーラル・ヒストリーと女性アーティスト」中嶋泉(首都大学東京准教授、アーカイヴ)
「在日コリアン美術とオーラル・ヒストリー 四コマ漫画家全哲を中心に」白凛(東京大学大学院博士課程)
14時35分 休憩
14時50分 コメント:鈴木勝雄(東京国立近代美術館主任研究員)
15時05分 ディスカッション:
発表者、コメンテーター、加治屋健司(東京大学准教授、アーカイヴ代表)
16時35分 質疑応答
16時55分 閉会の辞:加治屋健司
17時00分 終了
  モデレーター:辻泰岳(日本女子大学助教、アーカイヴ)

※当日の都合により予告なしに変更する場合がございます。
 予めご了承ください。